パソコン部品の中で一番壊れやすいのに壊れると厄介なのがハードディスクです。
ハードディスクは簡単にいうと、プラッタという回転円盤があり、そこに磁気ヘッドでデータを書き込んだり読み取ったりする動作をします。
ハードディスクには寿命があり、使っていればいつかは必ず壊れるつくりをしています。
故障の原因はさまざまあります。
ハードディスクに電源が入るたびにプラッタと磁気ヘッドが接触し、その磨耗が原因となる場合もありますし、高温状態が継続することが原因であったり、回転部品のモーターの劣化が原因という場合もあります。
ハードディスクが壊れると突然パソコンが起動しなくなることもありますが、ハードディスクは少しずつ壊れていく傾向があるので、パソコンの起動に時間がかかったり、ファイルの読み書きが少し遅いと感じたり、いつも開けていたのに突然開けなくなったファイルが出てきた場合もハードディスクの故障を疑うことができます。
S.M.A.R.T
最近のハードディスクはS.M.A.R.Tという機能が備わっています。
この機能はハードディスク自らが電源のON/OFFの回数や現在の内部温度を管理する機能で、パソコンの起動時にはS.M.A.R.Tの異常がわかる場合もあります。
また、S.M.A.R.Tの状態をWindows上から確認することができるツールもあります。
ハードディスクの診断ツール
市販のソフトでS.M.A.R.Tを含めたハードディスクの情報をチェックするものがあります。
また各ハードディスクメーカーがホームページ上で公開しているハードディスクの診断ツールを利用してハードディスクの健康状態をチェックすることもできます。
Windowsのイベントログ
WindowsXPの場合はコントロールパネルから管理ツール、イベントビューアを開き「システム」のイベントログを開きます。「ソース」が'disk'や'atapi'で「種類」が警告やエラーだった場合ハードディスクに 異常が起こっています。